[かなり気になるフェスティバルMOVEMEMTを辛口YUKOが斬る]
行ってきましたデトロイト!毎年"We are Miami Conquerers!"としてマイアミに行ってましたが、今年はデトロイトを舞台に開催されるミュージック・フェスティバルMOVEMEMTを見に行きました。カール・クレイグが始めたDETROIT ELECTRONIC MUSIC FESTIVALをMOVEMENTと改め、昨年からデリック・メイが先頭に立って進めています。毎年5月の最終週メモリアル・デイ・ウィークエンドに開催されているので、興味のある方は来年に向けてスケジューリングしてください。

Text & Photo by: Yuko
 まず第一の感想。デリックは頑張ってた。3日間の会期中本人はステージに立たず、裏方に徹してました。働かないボランティアがふらふらしてたり、諸々段取りの悪さは日本人からすると信じ難いものがありますが、それはデリックのせいじゃないし。ケヴィン・サンダーソンとともに、自らサイン入りのポスターを販売するという働きっぷりには感動。だって、あのテクノ・オリジネーター2人が並んでポスター売ってるのよー。いつものおちゃらけオヤジとは違う一面を見ました。これだけの規模で入場料を取らないなんて無理があるけど、フリーでやることに意義があるのでしょう。来年もまた開催できるかどうかは、5ドルのプログラムやオフィシャル・グッズの売れ行き次第。でもみんな買わないのよ。フリーだからこその問題点は子供が多いこと。白人レイバー・キッズだらけなのよー!ここはどこ!?私はデトロイトに来たんじゃなかったの?と思ってしまうくらい、光るおしゃぶりしゃぶって、人にぶつかっても誤りもしないような失礼な子供だらけなのが残念でした。

 出演者のラインナップは昨年の方がちょっと豪華な感じ?デトロイト外のアーティストが多く、デトロイトのアーティストを聴くために来たのならがっかりしちゃうかもね。NYからはフランソワ、ジョー、ダニーのbody&soul三人衆とロン・トレント等が参加(OSUNLADEはキャンセル)していて、しかも彼等が各ステージのトリを務めたりしてました。デリックの目指すものがデトロイト限定ではなく世界に開かれたものなのか、それともデトロイトのアーティストが首を振ったのかはわかりません。でもNYのDJやディープ系ハウスをプレイしている会場は大人が多く、一番落ち着く場所でした。フランソワはテクノ・セットでメイン・ステージ2日目のトリ、その裏ではダニーがプレイ。そうそう、ダニーの前にプレイしていたロンがSOUL CENTRAL "STRINGS OF LIFE"をかけたら、いなかったはずのダニーが飛んで帰ってきたのは面白かった。

 デトロイト勢の中では、アンプ・フィドラーのライブがかっこよかった。アンプかっこいい!その後見たJAYLIBもなかなか、日本じゃきっと見に行かないし良い機会。初日メイン・ステージのトリ、テレンス・パーカーは受話器ヘッドフォン片手に、「これってデトロイト?」と思うくらいのアッパーなハウストラック連発で会場はかなり盛り上がっていました。6月のモジュールでのセットの方が、よりソウルフルでアップリフティングに感じたけど。もちろん、ケニー・ラーキンやケヴィン・サンダーソン、最終日にメイン・ステージのトリを飾ったロランドも文句なし。日本で聴いた時にはジャガーばかり何度もかけやがってと思ってたけど、久々に聴いたらクラシックやラテンありで楽しめました。一度のプレイで判断しちゃダメね。

 期間中は市内で多くのパーティが開催され、フェスティバル以上に豪華なパーティもあるので、夜だけでもかなり楽しめます。ちなみに3 CHAIRSはフェスティバルの次の週末にリリースパーティを開催するらしくフライヤーだけがまかれていました。絶対にわざとでしょ。話題作りか嫌がらせ?セオ単独での出演パーティはあったけど、入る前に警察出動の大騒ぎになってパーティは終了。無理矢理入ったブラックの女の子がバウンサー2人に階段から落とされるように追い出されたのでみんなびっくり。でもCENTRE STREETというそのクラブ、なかなか毎日良いラインナップだったのでチェックはしてみてださい。マイク・クラークのパーティもそこで開かれ、DJ NOBUがデトロイト・ローカルを煽りまくり。恐るべし、千葉パワー。同パーティにはTAKAMORI K.とアレックスも参加してました。毎週日曜日にはAGAVEというバー・レストランでマイクがBEAT DOWNのパーティを行っているらしいので、メキシカンを食べながらいい音が楽しめます。なかなか大人っぽくて、いい感じのお店でした。デトロイト最後の夜は、近場のルイとジョーが揃ってプレイしているパーティに行きました。ダニー、ロン、AK、マイク・クラーク、ブレット・ダンサー、カイ、ロイ・デイヴィス、スコット・グルーヴスといったよく知る顔が集まってたけど、結構ひっそりしていて、そこも警察が来てパーティ終了。結構警察うるさいし、どこのバー・ラウンジも大体食事は1時まで、お酒は2時か3時で販売終了のようです。思う存分遊ばせてほしいのに、そこがなんとなく気分がいまいち盛り上がらない理由でしょうか。
デトロイトに行くんだから、未体験のデトロイト・ベースとURは絶対チェック!と思っていたのに、挫折しました。これじゃ全然デトロイト・レポートにならないけど、各雑誌等でその辺はくまなく紹介されているから、わざわざ私の出る幕でもないですね。

 デトロイトその他の見所はMOTOWNのSTUDIO A。ガイド・ツアーも楽しめます。
来年もMOVEMENTに行くかというと微妙です。5月はまだまだ寒すぎて、ビールなんて飲んだら体が冷えちゃうし、暖かいマイアミの方が昼間から飲んでられて楽しいかなあ。久々バルセロナのSONARに行くのもいいかも。リアルなデトロイトを味わうには何もない普通の時に行く方がよさそうです。


Photos & Moveis

DK&AK、RON TRENT、ALEX、NORIさん、TAKAMORI K.みんなで見学したMOTOWN MUSEUMの前でのDK&AKツー・ショット
ガイドさんに選ばれてMY GIRLを歌うDANNYとALEX
数々の名曲が生まれたMOTOWN MUSEUM:STUDIO A内観と外
最高にかっこいいAMP FIDDLER。警察がきて終了してしまったTHEO PARRISHも出演していたパーティ会場外では、たむろするいつもの面子(KAI、BRETT、ANDRES、RICK等々)から"Amp!! We Love You!!!"と野太い声援を受けてました。男に人気のある男?

フェスティバル初日、メインステージの最後を飾ったTERRENCE PARKER
これでもかってくらいに盛り上げてるでしょ?

ドラムを叩くMADLIBって滅多に見られなさそうな光景
JAYLIBのステージ。MADLIB、PEANUT BUTTER WOLF、JAY DEE。

混雑前の会場。

安らぎのテントにてプレイするRON TRENT。
デトロイトでも注目されてたのはシカゴ出身だから?
雨が降ってきて中断はあったものの、GROOVE JUNKIESがプレイを再開すると雨の中踊りだす若者達、見にくいけど、みんな同じ踊りしたりしてかわいいかった。

その場にいたALTON MILLERとMIKE CLARK。兄貴っぷりを発揮。ALTONの行くところ、常に美女あり。マネージャー初め周りの女の子がかわいかった。反対にMIKEは男気溢れるタイプなのか、GLENN UNDERGROUND等ちょっといかつい男どもとつるんでました。

2日目のメインステージ。

2日目メインステージのトリ、FRANCOIS K。
デトロイトなだけにもちろんテクノセット。

前日の雨とは打って変わって快晴の最終日。早い時間からポスターを売るDERRICK MAYとKEVIN SAUNDERSONをキャッチ。

昨年MODULEのBEAT DOWN SESSIONSにも来日したMALIK ALSTON率いるPAINTED PICTURES。

LARRY HEARDと共にイエローでも2度プレイしているBRETT DANCER。

KENNY DIXON JRのレーベルからもリリースがあるアトランタのKAI ALCE。BRETT DANCERと彼にTHEOを加えた悪ガキ3人でぜひパーティやったら楽しそう。

西海岸LAでディープハウスシーンを支えるDJ、MARQUES WYATT。DEEPというパーティ気になります。

どこでも人気のJOE CLAUSSELL。
そういえば、昼も夜も普通の服装でしたよ。

なんだかこれじゃ見えないけど、最終日オオトリDJ ROLANDO。

もう最後だから、撮り忘れていた会場入り口の写真撮りました。