PARTY REPORT 2006/1/13
Lindstrom & Prins Thomas
Japan Tour 2006



噂のNORWAYディスコ・シーンよりLindstromとPrins Thomasが来日!




REPORTER: RYOTA SATO(SWC)
Photo & Movie: YUKO(YELLOW)
弾きまくり!LindstromのLIVE
LIVE終了後のPRINS THOMASによるDJ

Lindstrom

Prins Thomas

「ディスコ・ダブ」/「アンダーグラウンド・ディスコ」を語る上で、“NORWAY”という単語は外せないキーワードになった。NORWAYにおける上記のシーンと言うのは、一般的にはLINDSTROM/PRINS THOMASの事を指し、彼ら、若しくは彼の曲は毎晩どこかでプレイされ続けている。
今年のカウントダウンを飾ったIDJUT BOYSの来日に始まった2006年のイエローは、その余韻を楽しむかのようにLINDSTROMとPRINS THOMASの再度の来日を迎えるという。年が明けてもディスコの饗宴は休まる事を知らないらしい。
兎に角、彼ら2人のプレイは見逃すわけにはいかないということで、僕はイエローのドアをくぐった。オープンより遅れて入ったフロアでは、丁度LINDSTROMのライブが始まった所だった。彼の楽曲に通ずるドロドロしていながら且つ幻惑的な世界があたりを包んでおり、オーディエンスは彼の音を一身に浴びている。
LIVEは一定のテンションを保ったまま名曲/新曲を代わる代わるプレイしていく。そのテンションの揺るぎなさは、安定というよりも、そのまま渦を巻いて吸い込まれていってしまうような感覚に襲われてしまう。ビールを飲みながら階段を上へと上がり下のフロアを見下ろすと、彼の音に揺れているオーディエンスが証明のくらさも手伝って、深い海の底で揺れている海の植物のように見えてくる。
多少時間的に物足りない気もしたが、いい具合にLINDSTROMの世界に浸っていると、続いてPRINS THOMASがライブのテンションを引きずるようにゆったりとしたスタートでDJを開始し始める。過去2回の来日で我々に魅せてくれた、本能で繋ぐような、濡れ場のいくつもある、あらゆるジャンル/時代/感情を線でなぞりながら、しかし1本の綺麗なLINEを引いて、我々を導いてくれるプレイは健在で、時にゆったりとしたビートで我々を誘惑し、徐々に盛り上げて我々を興奮させたと思ったら、またテンションを下げてじらしたりする。このじらしっぷりが絶妙で、酔いも手伝って完全に彼の世界で踊り続けてしまう。
そしてプレイはこの夜の佳境に入る。終了まであと2時間を切った頃、一夜の物語としては少々遅めのピークタイムだが、ここから彼は一気にビートを上げ、やや強引ともいえるようなプレイに入る。ミニマルチックで、ハードなプレイはしかしながら絶妙のタイミングでフロアのテンションを沸点まで持っていき、熱はとどまるところなく上昇していった。
オーディエンスとのその日、その瞬間でしか産まれない瞬間の雰囲気をしっかりとキャッチして、確実に最適なレスポンスを我々に提供してくれる彼のプレイをじっくりと堪能して,今宵の余韻を楽しむかのようなラストのゆったりとしたテンションに落ち着いたフロアを後にした。

ドープなライブで我々にどっぷり彼の音世界を魅せてくれたLINDSTROMと、プレイの起承転結をあっさりと崩してみせながらなおかつ、新たなる魅力のプレイを披露したPRINS TOMASの2人の活躍はまだまだ続きそうだし、次回の来日でも更に新しい魅力を魅せてくれそうだな、と感じたこの日のイエローでした。