PARTY REPORT 2005/08/19
PANORAMA
ISOLEE Live on "We Are Monster" Tour
期待の新世代パーティPAMORAMAにISOLEEがゲストとして来日しました






Reporter: 坂口元起 a.k.a. DJ Rilla
Photo & Movie: Yuko / Kamo(YELLOW)

Kentaro Iwaki

DJ SANCHE

Hiroyuki Ishii
名曲"Beau Mot Plage"にお客さんも大盛り上がり!

徐々に上げていくスタイルにフロアーは常に満員でした

Writer Profile:
坂口元起 a.k.a. DJ Rilla
Cisco Techno Shop Headz,Electronica,D'N'Bバイヤー
J RillaとしてRimless@Air(偶数月第二月曜) を中心に都内各所で活動中。
ライターとして音楽情報サイトTRAKSY(http://www.traksy.com/)にも参加している。

まず、この日はお盆あけとあってマジでパーティ激戦区!色んなクラブで興味をそそるパーティが開催されていたのだが、今回クリック〜ミニマルハウス・ファンなら一度は耳にしたことがあるであろうクラシック"Beau Mot Plage"を生み出した人気アーティスト"Isolee"の4年振りの来日プレイというのだから、パーティ激選区の中でも充分な集客を期待できると自分の中では確信があったし、予想通りたくさんのお客さんがこのパーティに足を運んだ。

自分が会場入りした時にはまだお客さんはそれほど入っていないものの、その時プレイしていたSancheのいいヴァィブスと早い時間ながらも既にいいテンションのお客さんの顔を見ると自分のテンションは上がっていってしまう。ユニット"Cargosystem"でもお馴染みのSancheのこの日のプレイは土臭いグルーヴのテック・ハウスを中心にしながらゆったりとしたグルーヴをHip HopあがりのDJらしいラフさ(いい意味で)が彼らしいMixでオーディエンスをロックしていく。Sancheのプレイも終盤に差し掛かると既にフロアは満員、酒もいい感じですすんでいるらしいお客さんが自分も含め多数大はしゃぎ(笑)

バーカウンターでお酒を買うために並んでいると、音の雰囲気が変わりフロアの様子が変わったことに気づく。Hiro The Rudeone改めHiroyuki Ishiiの登場だ。ドレッド頭のラスタマンな風貌の彼はオープニングでもプレイしており、その時は本人談ヘヴィメタをかけていたらしく(わはは!)、強烈なキャラと幅広い音楽性からこの日のプレイを聴くことが楽しみなDJの一人だ。ハウスを基本にしながらもロック・テイストなものからダビーなテック・ハウスなど広い振り幅を巧みにミックスしていく彼のプレイは多彩な選曲で全然オーディエンスを飽きさせず疾走していく。この時点でフロアは歩くのが困難なほど混雑していた。

と、ここで大盛況のフロアに本日のスペシャル・ゲスト"Isolee"の登場だ。ラップトップでのライヴとなった彼のプレイは音数少なめ、ディープなクリック〜ミニマル・ハウスを中心に構成されており、Isoleeのクラシックと誰もが口を揃える「Beau Mot Plage」も勿論プレイ、やっぱりこの曲の持つパワーは凄い!オーディエンスが大きな歓声をあげていたのは勿論、最近の新譜と言われても全く不思議ではないこの曲は6年前にリリースされていたのだから・・・。やはりヒット曲を持つアーティストは貫禄が違う。

大歓声の中プレイを終えたIsolee。彼の創りだしたディープな空間を引継ぎながらも鮮やかなプレイで自分の色に変えていく"Kentaro Iwaki"がトリで登場し、パーティを締めくくるのだが、そのプレイがまた素晴らしかった!テクノ、ミニマルらしきものからテック・ハウス、ディスコまでその空間と時間を把握しきったプレイは柔らかな放物線を描きながらパーティの着地地点へと向かっていく。酔っ払っている人、踊りまくっている人、様々だが皆笑顔だ。残念ながら最後まで居れなかったのだが、今日の楽しいパーティに非常に満足させられた。

Isoleeのプレイは勿論素晴らしかったのだが、ここで嬉しく思ったのがスペシャル・ゲストのまわりを固めた日本人アーティストのレヴェルの高さであった。この日プレイしたKentaro Iwaki、Sanche、Hiroyuki Ishii、それぞれが個性的なプレイでこの日のパーティを彩った。Isoleeのプレイと比べても全然見劣りしなかったのだが外国人タレントをゲストに迎えると集客に明らかな違いがでるのは、やはり事実だ。その日しか観れないということで特別感があるのも確かなのだけれど、その日のゲストを前座の日本人DJが喰ってしまっている光景が多々見受けられるのも確かだ。それ位、現
在の日本人DJのレヴェルは高くなっている。
そんなDJ達が日本中で毎晩のようにしのぎを削っている現在のアンダーグラウンド・シーン。外国人ゲストが来るからではなく、フラリとパーティに足を運んでみてはどうだろう?全てのパーティが素晴らしいという訳ではないが、いいパーティやDJに出会う確率はかなり高いはずだ。今回のパーティでプレイした日本人アーティストがレジデントの"Panorama"は言うまでもない。