淡々とスピンする MOODMAN。嵐の前の静けさを上質に演出 |
一転してこのクレイジーぶりは…グレートフルデットのライブのようですね |
そして身も心も入り乱れての渾身DJ! |
春はIDJUT BOYSの季節です。
昨年5月。大阪で初めて見たIDJUT BOYSのパーティーは、間違いなく自分の心に一生刻み込まれるであろうベストパーティーの1つだった。共演のEYE(東京@YELLOWでは瀧見憲司氏がプレイ!)のスペーシー・ファンキー・ディスコとでも言うべきプレイからの絶妙な流れ。…狂乱。日本地下シーンで沸々と煮えたぎっていたNU-HOUSE/DISCO DUBのシーンが、1つの明確な答えを持って日本のシーンとして認知された瞬間であったと思う。
それから約1年弱。再度彼等のプレイを体験するために足を運んだのはここYELLOW。共演はMOODMAN。これはオープンから期待大だなと興奮を覚えつつ足早にフロアへ。歌もの多めの軽い感じのディスコトラックで場をあたためていたのはMOODMAN。これはこれでいい感じ、とゆるーく踊りながら軽くビール1杯。そうしていると段々人が集まってくる。音が人間に吸収され出し、熱気がフロアを包み出すと、それに合わせて段々体を震わせる図太いベースの音。これこれ、これだー!と嬉しくなってさらにビールを1杯。MOODMANのムードマンたるプレイだ!ベースだ!ダヴだ!御子息御誕生おめ
でとうございます(遅ればせながら!!)!と追加のビールで一人で乾杯!僕のテンションはこの時点ですでに高い位置をキープし、ブースの脇からちょろっと顔を覗かせるDan Tylerを見つけるや、1年前のあの大阪での思い出が蘇り、さらにテンションは高まるのですよ。
期待感と高揚感を同時に煽るMOODMANのプレイによって、オーディエンスの熱気も沸騰寸前に達したところで2人が登場!Conrad McDonnellのダヴィーなプレイで幕を開けたIDJUT BOYSのDJプレイは、約45分交代でプレイしていき、Danの煽りまくり派手派手なDISCOプレイと、Conradのダヴィーな重厚感のあるプレイが交互に波のように押し寄せる圧巻の内容!!!奇麗な裸の女の人を目の前にしている妖婉さと、その
体に、めちゃくちゃに絵の具を塗りたくりたくなる発狂感。陶酔と覚醒、内奥の探索と全ての解放を同時に味わってしまうような凄まじい体験を繰り返し、いつしか相対する二つのものが少しずつ近付き、融合し、新たなる感覚、感動、概念を形作る瞬間。イエローに集まったたくさんのオーディエンスとともに、僕らはその貴重な瞬間を経験し、共有する事が出来た。そして僕らの反応を全て知っているかのように、彼等の交代の感覚は少しずつ短くなり、Back To Backが始まり、ついにフロアは楽園と化していく。オーディエンスの踊りに合わせ、彼等がプレイし、それに合わせてオーディエンスが反応する。フロアのヴァイヴが完全に一体となり、そして物語は完全な円を作り上げたまま、終演へと向かって行くのである。
最後に自らオーディエンスの輪に加わり踊り始めたConradと共に終わりを迎えたYELLOWのフロアを後にし、僕は帰路についた。
本当に長い時間踊ってたのは久しぶりで、心地よい疲労感と共にまた新しく自分のベストパーティーに一つ加わる事になったこの日のパーティー。ここ日本でも彼等の影響を受け、且つ彼等独自の解釈で新しい音の世界を作り上げている次世代の日本人DJが次々と現れ現場を賑わしていることを考え、確実にシーンの成熟を感じると共に、次の彼等の来日がもう既に楽しみで仕方ないわけですよ。
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