| PARTY REPORT 2004/12/20 |
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F.E.U presents Laurent Garnier in Japan
1994-Future |
ロラン・ガルニエとイエローの関係について語るとえらく長いことになったりするのだが、U.S.もののクロいハウスが主力だったイエローにおいて、『SPICE!』がヨーロッパのダンスミュージックと深い関わりがあるのも、ひょんなことから僕がパーティをオーガナイズすることになったのも、大学の勉強もほったらかしにしてすっかりダンスミュージックの虜になってしまって、ディケイドがあっという間に過ぎ去ってしまったのも、実はすべてこの男のせいだったりするので、まずは、その辺のことから始めるとしよう…。
日本に彼が初めて上陸したのは今から10年以上前、1994年のことだ。DJ K.U.D.O. ことARTMANがレジデントを担っていた伝説のイベント“ZERO Turbo”にやってきた。このイベントは日本のテクノシーンを語る上で決して欠かせない重要なパーティだったし、当時シーンはとても健全(深い…)だったし、遊びに来てたやつらもいろんな意味でとんがった奴らが多かった。テクノとトランスにあまり区別もなかったのも、田中フミヤ君のレジデントパーティがイエローで始まったのもこの頃だった。スヴェン・ヴァスもパスカルF.E.O.Sもジャム・アンド・スプーンもみんなこのイベントで初来日した。この辺の人たちを日本に紹介したのは全部DJ TOBY。そう考えると彼は本当にテクノ外交官なんだなあ、とつくづく思う。そんなTobyにそそのかされてやってきた日本でいきなりロランはイエローをパンクさせた。オープン3年目にして、初めて入場制限をしなくちゃならない羽目になったし、入場動員記録をあっさりと塗り替えてしまった。オーバーオールを着たフランス人にみんなノックアウトされてた。そんな衝撃的な彼との出会いの後訪れたロンドン南部のCLUB U.K.というクラブで行われていた当時ロンドンではちょっとしたカルチャーにまでなっていたイベント“FINAL FRONTIER”(当時ロンドンに住んでいたというWOMBのYUUKI君も実はこのイベントによく行っていたらしい)でロランを聴きに行ったら、一緒にいた友達のことなんかすっかり忘れて、5時間以上もどこか違うスペースに連れて行かれてた。そういえばドナ・サマーの「I Feel Love」はこのときからよくミックスしてた…。プレイが終わって、そのときたまたま着ていた僕のイエローのT-shirtsをみて、彼はこういった。「君たちのクラブは世界の中でも最高のクラブのひとつだよ…」。日本のクラブがN.Y.やヨーロッパのクラブと対抗できるなんて夢にも思っていなかった自分は、すごく目が覚めた思いだった。イエローにはロングプレイに適したすばらしいDJブースがあって、真っ暗なフロアと低い天井はアンダーグラウンドな雰囲気とクラウドの一体感を作るのに最高の空間だし、何よりもすばらしいダンスミュージックファンが多くいるんだってすごく自信をもつことができるようになったのも彼の言葉があったからだと思う。そして、今はないけどロシア大使館の近くにあったラ・フォーレ飯倉で一晩だけ行われた“MADE IN HEAVEN”(や新宿リキッドルームでの伝説的な来日パフォーマンスのあとの、天王洲のTYハーバーでのウェアハウス・パーティは僕がロランとオーガナイズしたはじめてのパーティだった。倉庫側に音響の電源を抜かれそうになるぎりぎりまで続けたあの夜は自分がデトロイトの違法パーティにでもいるような気がして、すごくエキサイティングだったのを憶えている。それ以来、僕はあの時と同じような気持ちが味わいたくて、毎回イベントを制作しているような気がしている。いつも、ベースとなっているのはあの8年前の天王洲の夜だ。一度も訪れたこともない場所で音楽を中心にいろんなやつらが集まり、一人一人が個性を出すんだけど、最終的にはひとつになって一晩を作り上げる…。コンサートはアーティストからの一方通行的なパフォーマンスだけど、クラブイベントはアーティストが発信して、クラウドがそれを返して、またそれをアーティストが受け入れて返す…そんなインタラクティヴィティがあるから僕はクラブが好きなんだ。アーティストも主役だけど、来てる人も実はみんな主役なんだ。遊んでるやつらの意識が高いほど、面白いんだと思う。あの倉庫にはそのすべてがあった。照明とかほんと、テキトーだったんだけど…その後、ロランは耳を悪くし一時はDJ休業説まで流れ、4年半来日することはなかった。2001年の“エレクトラグライド”で完全復活してからは、毎年恒例の全国ツアーを行っており、今回で遂に3回目となった。
今回のツアーでは、札幌プレシャスホール、大阪アンダーラウンジ、新木場アゲハ、そしてイエローと、それぞれのスペースで全く別のセットを展開し、いうまでもなくすべてがすばらしいパフォーマンスだった。「平日の夜で、いつもぱんぱんにはいるわけでもないんだけど音楽を本当に好きなお客さんがいつもいっぱいいて、いつも自然とすごくディープなプレイをしてしまう場所」と本人も大好きなプレシャスホールでの超ディープでドリーミーなセットに関しては「これからの向かいたい方向性」とまでいってた。働いてるスタッフがすごくファンキーで大好きという翌日のアンダーラウンジでは「昨日と同じ曲は5曲しかかけなかったよ」といっていたし、アゲハでは2001年の“エレクトラグライド”以来のデカ箱セットを披露し、昔からのロラン好きにはたまらなかったことだろう。最後、照明が明るくなってから30分以上ぶちかましたドラムンベースタイムでは踊ってる人たちがみんないい笑顔をしてたのがすごく印象的だった。そして、最後のイエローはALEXとのコラボレーション。僕には二人が師匠とその横で厳しく指導を受ける弟子みたいに見えて、すごくおかしかった。実は、あのセットには「Santa Claus was F**kin' GAY」という半ばジョークなんだけど裏テーマがあってシド・ヴィシャスやらハードコア・パンクやらがんがんかけて、ロランと一緒に来てたパリのREXクラブのオーナーはイエローのボスとモッシュして次の日顔を腫らしてたのにはみんな爆笑してた…。
ロラン・ガルニエがプレイするとき、そこには不思議といつも、まったく新しいドラマが生まれる。彼の音楽と時間を共にするだけで、忘れがたい記憶が頭に深く自然と刷り込まれてしまう。僕らが「ロランが近くの街でのプレイする」と聞くと、無性にその場にいきたくなってしまうのはきっとそういうことなんだと思う。札幌ではスウェーデンでロランのファンになり、住んでるところから3時間かけてわざわざやってきたカナダ人の女の子に出会った。イエローのDJブースには大阪から駆けつけてくれたオフィシャル(!) のおっかけもいた。みんなその夜が一生忘れられない夜になることをきっと知っているのだ。そんなDJが世界中にいったい何人いると思う?ロランをはじめ、パーティ名を受け継がせてもらったジャスティン・ロバートソンやイビサのホセ・パディーヤなど『SPICE!』の原点にもなってる象徴的なアイコンは何人もいるけど、これからは同じようなスピリットを兼ね備えた新しく若いタレントも日本にどんどん紹介していこうと思ってる。「DJの名前は知らなかったけど、踊りに行ったらすごくよかった」っていわれるといつもすごく嬉しい。[文:坪内浩史] |
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| オタカラガゾウ |
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ZERO Turbo [1994] >>
初来日時のポスターを撮影した写真が奇跡的にありました |

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Lourent Garnier [1993]
若い!アイドルって感じ? |

MADE IN HEAVEN [1995] >>
ラフォーレ飯倉で開催。東京における屋内テクノ・イベントの先駆けとなりました |

<< marble MATRIXX [1997]
天王洲TYハーバーのフライヤー。もう8年前ってまずいよな…? |

Cloud Making Machine / Laurent Garnier >>
(F Communications)
●4年ぶりにガルニエが発表したニューアルバムはなんとダンスフロアはまったく無視。家聴き用のシネマティクな大作 |
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| Photo Report [2004.12.20] |
パリのREXと、ロンドンのThe Endと、東京のYellowが、今現存している世界中のクラブで一番好きなクラブ…というガルニエ大先生の強い希望で平日開催されたこの夜。平日の夜がいいのは本当に音楽が好きな人が集まって、音楽とお酒を純粋に楽しめるからかな。案の定、ナンパ目的もカラオケ帰りも観光客もいなくて、かなりアンダーグラウンドなパーティに。ageHaの二周年パーティでは完璧なセット披露してくれましたが、この日はタイムセットなし、アクシデントあり、酒飲み放題、DJブース出入り自由、とかなり、プライベートな雰囲気が功を奏し、最後は大貫憲章さんも真っ青のパンク/ロックタイムも…。
ロンドンにいるコレスポンデントの話によると、2月に彼にあったとき、今だにこの日のことを楽しそうに話していたとか…。この日この場所にいてくれた人、みんなどうもありがとう。 |
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前半のゲスト、御大カール・コックス。とても仲がいいんです |

終始ご機嫌だったガルニエ。CBGBのT-shirtsがいいところついてる |

DEEP DISHの二人ともいつの間にか、パチリ |

右はこの日の照明をやってくれたAIBA。ローテクのイエローでも最高 |

アダム・フリーランドも登場。一人で残って遅くまで遊んでってくれました |

大先生。ダンスフロアで踊るの絵です。この辺から、すごいことに… |

ALEX。久しぶりにあんなに酔っ払った彼をみた。楽しかったんでしょ? |

Spice! plus のオフィシャルドリンクはシャンパンにさせていただきました |

CISCOの星川さんもAKIKOもお疲れでした!ブースの酔っ払いに拉致られてました… |
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| Movie Stock [2004.12.20] |
ロランもアレックスもダンスフロアもボインボインに跳ねる! Because rhythm is rhythm!!(3.3M) |
酔いどれのようでいて、なかなかどうしてクールなミキサー&サンプラーさばき。さすが世界的Top DJの貫禄です。オーディエンスからは絶頂スクリームが放出されます。ううううらやましい!!こちとらも叫びたい!!!(3.8M) |
楽しみつつリラックスしつつ、オーディエンスをしっかり見て真剣にDJ…ロランのめまぐるしいような表情の変化に注目。アレックスと本当に仲良しなのですねえ(3.2M) |
DJのヤバさに触発されて、照明までこんなにヤバくなっちゃって。そしてロランとアレックスはふたり揃って奇妙なダンスを…仏流?(3.8M) |
手前で踊るおでこはDJ TOBYのものだ!最後の最後までこのように激しい興奮に包まれていたわけです(4.6M) |
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Play List [2004.12.20]
Special Thanx to DJ Alex |
Van Morrison - Baby please don't go
Shuggie Otis - Out of my head
Terence Parker - Love's got me high
Biz Markie - Vapours
House Of Pain - Jump around
Sid Vicious - My way
Giorgio Moroder - The Chase
Orbital - Belfast
Candido - Thousand finger man
West Street Mob - Electric boogie
Grace Jones - Pull up to the bumper
Jazztronick - Samurai
Choice - Acid Eiffel (live unreleased mix)
Ce Ce Rogers - Someday
Frankie Knuckles - Whistle song
Robert Gordon - Rockabilly boogie
Risque 3 - Essence of a dream
Cerrone - Supernature
Nancy Sinatra - Nancy's boots
War - City country city |
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